「幼稚園の今しかできない、子どもの個性をピカピカに伸ばすには?地域で のびのび子育て」汐見稔幸先生の講演会に行って来ました

2016年10月12日

幼稚園の役員の方からご案内いただき、汐見稔幸先生(東京大学大学院教育学研究科教授を経て、2007年10月から白梅学園大学教授、学長。NHKのすくすく子育てにもご出演)の講演会を聴き行きました。(目黒区私立幼稚園父母の会主催)

9/26(月)10時~11時30分、めぐろパーシモンホール大ホールにて、汐見稔幸先生は、「幼稚園の今しかできない、子どもの個性をピカピカに伸ばすには?地域で
のびのび子育て」についてお話してくださいました。

大ホールの三分の二程の聴講者がいらっしゃいまいた。目黒区の幼稚園ママが一同に集まり、会場内では、乳児の頃に知り合ったママにも偶然に会えたりしました。

下の子を連れてきた方向けのスペースがあり、泣いてしまった場合には、誘導係の方がすぐにいらしてくださるなど、会場内で細やかな気配りが感じられました。

汐見先生は、「子どもの個性を伸ばす」、「地域で子育て」を主題に、クイズも交えながら、スライドを使ってお話ししてくださいました。

スライドの言葉は、どちらも印象に残るものが多いので、私が聞き取れた範囲で、以下、共有します。
また、その中でも印象に残ったものを後述します。

  • 個性育てとは、世界に「たった一人」と言える子に育てること
  • 個性育てに大事なのは「弱点と見えること」をその子らしいと善く見ること
  • わが子のいいところ「20」言えますか?
  • 人類史を通じて子どもを育ててきたのは地域や家庭での「遊びと手伝い」です
  • なぜ叱られているか「納得すれば」子は変わる
  • ほめすぎはかえって子どもを「神経質に」
  • 「本音」を親に気楽に言える子はいい人に
  • 夫婦の意見「多少違うと」子は楽に
  • 兄妹げんか、親は裁判官でなく「行事役」
  • 子育ては「自分がしたい」ことを子どもと一緒にすることが親上手
  • 子どもたちは「本物の文化」に出会うと、輝きだす
  • 子育ては「世を」見て、子を見て、自分を見て
  • 子どもたちの「自分探しの」応援団長を目指しましょう

私も子育てをしながら、個性を伸ばしてあげたい、好きなことや特技をみつけて、育ててあげたいと常々思っています。けれども、弱点と見えることが個性育てに大事というのは、目から鱗のような新たな視点でした。「そこはダメ」や「やめて」という前に、子どもを善く見ていきたいと思いました。
わが子のいいところ20個は、一般的な「優しいところ」などではなく、具体的に、その子だと分かるようないいところを書くそうです。清書して台所に貼り、暗記して、子どもが結婚するときに伝えたら、最高の贈り物になるとお話してくださいました。いいところは、親が一番分かっているし、20個書き出したら、親は子どもに優しくなり、指示、命令がいやになる。子どもの自己肯定感につながるでしょう。ということでしたが、私もまさにそう思いました。まずは、20個具体的に書き出してみたいと思います。

日常生活で、急いでいるときなど、「早くしなさい」とよく言ってしまっています。納得すれば、子は変わるということですが、大人だって、頭ごなしに叱られたら、聞きたくないと思うし、嫌なものです。理由を言ってもらって、納得したら聞き入れやすいと確かに思います。自分がされて嫌なことは、子どもにもしてはいけないなと考えさせられました。子どもが聞き分けなく騒いだり、自分に余裕がないときは、理由を説明する心の余裕もきっとないかもしれません。でも、心の奥には留めておきたいことだと強く感じました。

本音を親に気楽に言える子になるには、子どもが本音を出しても共感して、会話をして、考えさせることが重要なようです。子どもが「やりたくない」と言ったら、「どうしてやりたくないの?」と話を聞いて、「なるほど」と共感して、「でも、これしか時間がないけれど、○○はどうしたらよいと思う?」と考えさせて、会話をする。
K 聞いて
K 共感
K 考えさせる
「KKK」が大切とお話してくださいました。そのような会話の中から、子どもは、自分が何を求めているのかを知ることが出来て、自分のやりたいことを形にできるそうです。

今日あった自分のことを子どもに語りかけてくださいと、最後におっしゃっていました。
私は自分自身の話をするよりも、子どもに「今日は幼稚園で何したの?誰と遊んだの?」と質問しがちでした。
子どもに聞いたときは、「忘れちゃった」と言われることが多いのですが、ふとした瞬間に自然と幼稚園のお話をたくさんしてくれることがあります。
子どもに質問ばかりしないで、私の話、ママが感じたことを話しかけよう。子どもが話したいタイミングにたくさん聞いて共感してあげよう。そんな風に改めて思いました。

子育ての参考になるお話を伺えて、有意義な時間でした。読んでくださった皆様にとっても、子育ての参考になりましたら、嬉しいです。