【2009年5月公開記事】目黒区子ども条例のえほん 「すごいよ ねずみくん」

2009年5月12日

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すごいよ ねずみくんの表紙  

自信がなくて落ち込みがちなねずみくんに、ある日、ねずみくんだからできることがおきました。
いっしょうけんめい、やったけれど、やはり、うまくいきません。
でも、ともだち、みんなの力で、切り抜けることができました。
裏表紙のねずみくんの表情は、読む人の心をホッとさせてくれます。
子どもを勇気づける、すばらしい絵本です。

目黒区では、今年3月、目黒区子ども条例のえほん「すごいよ ねずみくん」を作成しました。きむらゆういち作、鈴木アツコ絵という本格的な絵本です。

どうして、目黒区が絵本をつくったのでしょう? どこで読めるのでしょう? 
区の子ども政策課(現:子ども家庭課)の担当者にお話を伺いました。

平成17年12月、子どもたちが元気にすごすことのできるまちをめざして、目黒区子ども条例が施行されました。全国でも数少ない、先駆的な「子ども条例」ですが、ご存じでしたか?
・子育てをささえるまち
・子どもが参加できるまち
・子どもが安心できるまち
・子ども一人ひとりを大切にするまち
目黒区をこのようなまちにしようと決意したのです。

しかし、どのようにして、この理念を普及させるか、これは課題です。
幼児から小学生まで、その親たちに、絵本でなじんでもらおうと、区内在住で、「あらしのよるに」や「あかちゃんのあそびえほん」で有名な絵本作家、きむらゆういち氏に制作が依頼されました。

区内の図書館、児童館、小学校、幼稚園、保育所など、子育てに関わる施設で読むことができます。
(※2016年6月現在、めぐろ子ども子育てネットからもアクセスできます。多言語動画版も見ることができます)
絵本は、子どもの身近なところにあって、いつでも自由に見ることができるようであってほしいですが、これは非売品なので、個人で買うことはできません。
ぜひ、おはなし会などで、なんどでも読んでほしい絵本です。
目黒に住んでいる子どもには、全員、一度は目にしたことのある絵本になってほしいです。

小学校4年生の子どもの感想
このお話は動物が出てくるけれど、人間の世界でも同じだなーと思いました。同級生でもいろ~~んな人がいて、ひとりひとり違っていて、いいところもあれば悪いところもあって、でもそれをみんなが認めていくようにしています。ちょうど5月5日の小学生新聞の一面に「子どもの権利条約」について載っていました。条例を定めているのは全国自治体でも50ほどしかありません。目黒区ってすごいなーと思いました。新聞によると川崎市では小学生の意見を取り入れた遊び場が、この条例制定がきっかけでできたそうです。私の身近にも、何か形になるものがあると嬉しいなと思いました。そしてこの条約についてもう少し詳しく調べてみようと思っています。

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